与謝野晶子歌集です。

『みだれ髪』で明治の歌壇に新しい流れを導き、文学殿堂に「黄金の釘」を打ちつづけた与謝野晶子の歌は、近代を最も近代的に生きた一人の女の軌跡を、余すところなく語っていて感銘深い。
本書は、昭和九年までの全歌集から自選した二九六三首に加え、晩年の歌集『白桜集』より秀歌百首を追補した。
幼時より南蛮異国の情調に親しんでいた白秋が、その思い出を歌い上げた第二詩集『思ひ出』は、上田敏に「日本古来の歌謡の伝統と新様のフランス芸術にわたる総合的詩集」と賞賛された。
本書はこれを中心に第一詩集『邪宗門』以下七冊の詩集から抒情詩を選んで一本とした。
「君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」詩集『邪宗門』『思ひ出』で鮮烈に世に出た青年詩人は、続いて第一歌集『桐の花』を刊行する。
白秋28歳。
以後、詩・童謡・民謡など韻文のあらゆるジャンルで幾多のすぐれた作品を生み、短歌の世界でも大きな足跡をのこした北原白秋(1885-1942)の全歌集12冊から精選。
東海の小島の磯の白波にわれ泣きぬれて蟹とたはむる――貧困と孤独にあえぎながら、重くのしかかる現実を三行書きの短歌でうたい、歌壇に新風を吹きこんだ石川啄木(1886-1912)の歌は、永遠の青春の賛歌である。
歌集『一握の砂』『悲しき玩具』に新聞・雑誌等に発表した歌を加え、その足跡をたどる。
全歌の索引を付す。
著者は「君あしたに去りぬ。
ゆうべの心ちぢに何ぞ遥かなる……」の詩を引用し、作者の名をかくしてこれを明治の新体詩人の作といっても人は決して怪まないだろう、と述べている。
蕪村をいち早く認めたのは子規だが、蕪村の中にみずみずしい浪曼性を見出したのが朔太郎であり、その評価は今もゆるぎない。
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